# 小学校卒業式 保護者代表挨拶の作り方
## 基本構成と流れ
1. **冒頭の礼儀**
「本日はおめでとうございます」で始め、来賓・教職員への感謝を明記
例)「校長先生をはじめ諸先生方、ご来賓の皆様、本日は素晴らしい卒業式をありがとうございます」
2. **成長の振り返り**
6年間のエピソードを具体的に(運動会・修学旅行など)
「無邪気だった1年生が立派な6年生に成長した姿に感動しています」
3. **教職員への謝辞**
教科指導だけでなく心のケアにも言及
「熱心なご指導と温かい見守りが子どもたちの支えになりました」
4. **未来への期待**
中学校生活への希望をにじませる表現
「新たな環境でもこの学びを活かして羽ばたいてほしい」
5. **締めの言葉**
再度祝意と感謝を簡潔に
「末筆ながら、本校のさらなる発展をお祈り申し上げます」
## 失敗しない3つのポイント
(1)時間管理:3分以内(原稿用紙2枚程度)
(2)具体性:我が子だけでなく「クラス全体」を表現
(3)表情管理:涙ぐむ場合は事前に練習を
## 例文テンプレート
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保護者を代表しまして、ひとことお祝いの言葉を述べさせていただきます。
この春、〇〇小学校を巣立つ6年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。(中略)廊下に飾られた図工作品、音楽室から聞こえてくる合唱の練習…(具体例を入れる)
先生方には、学習面はもちろん、友達とのトラブルの際の丁寧な対応など、親として学ぶことばかりでした。(具体エピソード)
子どもたちへ贈る言葉として、〇〇小学校で学んだ「仲間を大切にする心」を(校訓を引用)
本日は誠におめでとうございました。
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## 注意すべきNG表現
×「私の子供が」→○「子どもたちは」
×「受験が大変です」→○「新たな挑戦」
×個人的な愚痴や批判
季節の花(桜)に例えるなど、日本らしい比喩表現を取り入れると印象的です。当日はゆっくり深呼吸して、保護者全体の気持ちを代弁する意識で臨みましょう。