# 諸星 エミリーの文化的架け橋としての役割
## 多文化背景が生む独自の表現
日系カナダ人アーティスト・諸星エミリー(Emily Morohoshi)は、東京とバンクーバーで育ったバイリンガル環境がその創作の基盤を形成。油絵とデジタルアートを融合させた作風で、2022年ヴェネチア・ビエンナーレで「東西美学の調停者」と評されました。
## 社会貢献プロジェクト「Colorful Bridges」
2019年に発足した国際アート教育プログラムでは、15カ国から集まった若手アーティストを指導。日本経済新聞の取材で「アートは国境を越える最良の外交官」と語り、文化庁から2023年度文化交流功労賞を受賞しています。
### 主要作品と評価
– 《桜とメイプル》(2021):カナダ国立美術館常設展示
– 著書『二つの祖国が生む色彩』(幻冬舎)が美術書ランキング3週連続1位
– NHKドキュメンタリー『エミリーの瞳に映るニッポン』(2023年放送)
次回個展は2024年秋、六本木ヒルズで開催予定。日加国交100周年記念事業の一環として、新作インスタレーション「Pacific Whisper」が注目を集めています。