重信幸彦：日本赤軍の指導者とその軌跡

プロフィール

重信幸彦（しげのぶ ゆきひこ）は、1943年東京生まれの元活動家。日本赤軍の創設メンバーとして知られ、国際的な武装闘争を推進した人物です。同志社大学在学中に学生運動に参加し、1971年にパレスチナへ渡航。赤軍派国際部を組織し、中東を拠点に活動しました。

日本赤軍での活動

• 1972年：テルアビブ空港乱射事件（ロッド空港事件）を指揮
• 1974年：ハーグ事件（フランス大使館占拠）を計画
• 1977年：ダッカ日航機ハイジャック事件に関与

その後と現在

2000年にレバノンで逮捕され、2006年に日本へ強制送還。2008年に死刑判決を受けるも、現在も控訴審が継続中です。獄中から定期的に声明文を発表し、政治的主張を続けています。

評価と影響

国際テロリストとしての側面と、左翼運動の象徴的存在という二面性を併せ持ちます。パレスチナ問題への影響力は大きく、現代日本史における過激派運動の研究対象として重要な位置を占めています。

「武装闘争は抑圧された者たちの最終的な自己防衛手段だ」- 重信幸彦